【コミック】さよなら私のクラマー(7)

発売日前日に書店を覗いてみたもののフラゲならずで、結局発売日の仕事の後に購入しました。第7巻はインターリーグで千葉県代表の栄泉船橋高校との対戦が描かれます。読み慣れてきたせいなのか、背番号を意識的に描くようになったからか(明らかに番号違いではないかというコマもありますが…)、キャラが誰だか特定するのは容易になったような気がします。

相変わらず専門用語が過剰な一面には嫌悪しつつも、シュートやパスのコースから次の展開が正確に予測できるくらい緻密に描かれているところに惹き込まれます。「これはポストだろう」というシュートがポストを叩き、「このパスなら抜け出せる」と思えばDFを振り切っているんですよね。展開が安易だというよりは、描き方が絶妙だという印象なのです。

主人公格であるはずの恩田や周防は影を潜め、いよいよ監督の深津やコーチの能見の戦術や背景が描かれたのは、タイトルの謎に近づいてきたのでしょうか。今後の展開に期待しましょう。