【上野の森美術館】フェルメール展

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上野の森美術館で、待ちに待ったフェルメール展が始まりました。目当てだった「ワイングラス」は、思ったよりも画面が明るく、グラスに隠された女性の表情に想像力を掻き立てられます。顔を上げずにグラスに残ったワインを飲み干したのは、表情を隠したかったのか。あるいは、顔を下ろした瞬間の描写なのか。

フェルメール作品の展示室は広くスペースが取られており、美術館としてはデメリットだらけの箱にしては工夫が光っていました。率直に言って、この美術館は決して鑑賞に適した空間ではないですからね。ただ、時間制のオペレーションはまだまだ未整備です。時間枠が広すぎて、予約した時間に30分待たせてしまうのでは不親切だと感じました。

今回は30数点しかないフェルメール作品のうち9作が集まりますが、「取り持ち女」の展示は会期後半のみ。僕の誕生日から展示が始まる日程になっているなので、誕生日に休みを取って再訪するのも悪くないですね。