【東レPPO】ガブリロワ―プリスコバ

今日から本戦がスタートした東レ・パンパシフィックオープンの1回戦で、カロリナ・プリスコバの双子の姉クリスティナとダリア・ガブリロワが対戦。カード次第で当日券でふらっと観戦しようと考えていたのだが、大坂なおみのUSオープン制覇の余波でまさかのソールドアウト。当日引換券もe+では残券ありの表示ながら購入に進めず、結局WOWOWでの観戦となった。

サーフェスのせいか、両者とも決め手を欠いてディフェンシブな戦い。ガブリロワは強打しているようなのにボールが伸びずに手詰まりになり、プリスコバは無理せず相手のミスを誘うような展開だった。ファイナルセットにもつれ込み、どちらが勝ってもおかしくない展開だったが、タイブレークをモノにしたのはガブリロワ。ガブリロワのダブルフォルトが12とあり得ないようなミスの多さだったが、対するプリスコバも6で、しかも痛いところで犯してしまった。

ガブリロワがしつこく食らいつき、体格の違いをものともせずに真っ向勝負で挑んだ結果だった。同じように体の小さい日本人選手が見習うべきは、イラつきをすぐに前向きに昇華してしまうポジティブな発想と追い込まれてもメンタルで盛り返す強さだろう。その点、大坂なおみは別格だということを、あらためて実感する。