【アジア大会】雑感

ジャカルタで開催されているアジア大会だが、もともとはハノイで開催するはずが財政難で返上。そのせいか、運営面での段取りの悪さが目立つ。水泳のメダルセレモニーで国旗が落ちたり、陸上のトラックにネコが乱入したり。そしてサッカーのピッチ状態も最悪だ。

先ほど終わった男子の準々決勝では、イレギュラーは当たり前の状況。交代で投入された三好と遠藤がクロスを上げるのに苦労していたが、試合に入り切れていない様子も見て取れた。交代で入った選手が繰り返しクロスでダフってしまっては、流れを相手に渡してしまいかねない。その意味では、3枚目の交代を前田→上田としたのは、それなりに有効だったのだと思う。

解説の早野宏史は相変わらずつまらないありきたりのコメントと笑えないジョークに終始していたが、この人を起用すると面白い試合もつまらなくなってしまう。応援団になってしまう岩崎恭子も酷かったが、まだこちらの方が共感できるというものだ。

そして一番気になったのは、陸上の競技後のインタビュー。準決勝進出が着順では決まらず、タイムで拾われるかどうかわからない状況で、選手に「進出したら、どんな走りをするか」という質問はすべきではないと思う。少なくとも、僕はそのやり取りを見たくなかったし、自分が選手だったら「今は答えたくない」と返すだろう。選手の気持ちになったら、空気を読んだ答え以外のものが聞けるはずもないので、質問する価値はないのだ。