【実践の英語】海外ドラマの定番表現

普段の会話で耳にすることはほとんどないのに、海外ドラマの吹き替えには頻発する表現が気になっています。例えば「会えてよかった」。これは、誰かと会って話をした別れ際に使われる表現ですが、おそらく"Nice meeting you"なのでしょう。別れる際の常套句なので「じゃあね」くらいの意味合いのように思いますが、ドラマでは律儀に「会えてよかった」と置き換えられることが多いですね。

また、「言ったでしょ!」「言っただろ!」もよく聞きます。"I told you"だと思いますが、これも「~なんだってば」というニュアンスだと思っているので、いちいち「言っただろ」と訳されると耳についてしまいます。この手の表現は、翻訳者が悩まずに機械的に置き換えている結果なのでしょう。

以前にも書いたような気がしますが同じような定番表現、つまり現実の会話では使わないのにドラマや映画では判を押したように使われるのが「バカはよせ」。"Don't be stupid"あるいは"Don't be silly"でしょうか。自然な日本語なら、「何言ってんだよ」「まったくもう」くらいな感じなんですけどね…