ドイツのハレで開催されている男子テニスのゲリー・ウェバー・オープンでは、ベスト8をかけて杉田祐一がドミニク・ティエムに挑んだ。ティエムは得意なクレーではナダル並みの地力を見せつけ、ローランギャロスでファイナリストになっていた選手。しかし、この芝のサーフェスでは思うような回転がかけられず、弾むボールも打てなかった。220km/hを超えるビッグサーブは健在だったが、杉田もセンターにワイドにコントロールされた素晴らしいサーブを叩き込んだ。
いきなり4ゲームを連取した杉田は、その勢いのままファーストセットを6-2で奪う。セカンドセットはイーブンが続いたが、前に出て左右に打ち分ける杉田にティエムは勝機を見いだせなかった。杉田のリターンは深く、ベースラインに乗るようなものも多かった。最後は4-5から3ゲームを連取した杉田がベスト8に駒を進めた。