クレーシーズンが到来し、錦織圭が6年ぶりに出場しているモンテカルロのマスターズ1000大会。錦織は決して絶好調というわけではなく、手首の痛みを気にしている様子もありながら、ベルディヒやメドベージェフ、セッピといった容易ならざる対戦相手に競り勝って準々決勝進出を決めた。
セッピとの一戦では、ファーストセットを6-0のベーグルで奪いながら、セカンドセットは2-2からちょっとした流れをつかんだセッピが押し切る。錦織は攻めてはいたのだが、要所で攻め急いでしまい、アンフォーストエラーで自滅した形だ。セットオールで迎えたファイナルセットは、逆にセッピのアンフォーストエラーから錦織が先にブレーク。終盤の錦織は、焦るセッピを余裕でいなしての勝利だった。