インディアンウェルズの最終日。まずは女子ファイナルで、大坂なおみがカサキナと対戦した。いきなりブレークされる展開で大坂は硬さが気になったが、すぐにブレークバックすると徐々に流れを引き寄せる。終盤にはネットにかかったサーブが跳ねてサービスコートに落ちてレットになり、次のファーストサーブをポイントにするというラッキーも見られた。最後はスイングボレーが深いところに落ち、チャンピオンシップポイントをものにした。大坂には「おめでとう」の言葉を贈ろう。
しかし、テニスファンにとっての見せ場は男子のファイナルだった。デルポトロとフェデラーの力と技が激突した対戦は、最後まで目が離せなかった。セカンドセットのタイブレークでは、フェデラーのサービスエースで終わったかと思いきや、デルポトロのチャレンジが成功。スタンドの観客がすでに移動を始めてしまう中、フェデラーがダブルフォルトを犯して荒れるというシーンがあった。
