【バスケ】NBAオールスター

オリンピック中はなかなか録画を見るチャンスがなく、ようやくチェックできた今年のNBAオールスター。ステイプルズセンターは訪れたことがあるだけに、親しみを籠めて映像を見た。米国のバスケがアフリカンアメリカンのカルチャーだということはわかっているものの、ここまで一色に染められるとアジア系には腰が引けてしまう。そんな印象のオールスターだった。ハーフタイムショーもオープニングも、あのノリにはちょっとついていけない感じだ。そしてプレー内容も、もう少し連携を見せてほしいのに、3P狙いが多すぎるような気もする。

そんな中、僕としてはラッセル・ウェストブルックに注目していたが、やはり彼は魅せてくれた。個人プレーももちろんあるのだが、意表を突くという意味では彼ならではのプレーといえるだろう。個々のプレーでは、オラディポが見せたスティールからのリバースダンク。こんなプレーを見たかったというものを、しっかりと見せてくれた。

レブロン・ジェームズがそれなりに目立っていたのに比べ、ステフィン・カリーは存在感を示せなかったように思う。このあたりにはプレイヤーとしての重みの差が出ていた。僕の好きなデロン・ウィリアムスやジョアキム・ノアをオールスターで見るようなことはもうないだろうが、カワイ・レナードにはまだ期待したい。楽しませてくれるプレイヤーがいないと、バスケは面白くない。