【デビスカップ】日本―イタリアRubber1/2

デビスカップ・ワールドグループのファーストラウンドは、盛岡タカヤアリーナにイタリアを迎えた。Rubber-1はダニエル太郎とフォニーニが対戦。格上のフォニーニだが、アンフォーストエラーが多くダニエルを突き放せない。しかし、終盤になると攻め手の選択肢がなくなったダニエルに対し、フォニーニにの巧みな組み立てがハマりはじめ、フルセットの末にねじ伏せた。しかしながら、フォニーニをここまで疲労させたことでRubber-4の杉田戦や可能性の残る明日のダブルスへの出場を難しくさせたとも言えるだろう。

そして続くRubber-2もフルセットにもつれ込む。Rubber-1同様に杉田が1セットアップで進むも、第4セットをセッピに奪われセットオールに。最初にマッチポイントを握ったのはセッピだったが、ここから杉田が粘る。タイブレークに持ち込むといきなりのミニブレークでリードし、淡泊になったセッピのミスにも助けられて杉田祐一が勝ち切った。

盛岡というロケーションで平日開催のRubber-1/2だったが、それなりの盛り上がりを見せていた。「地元」とは呼べないものの、宮城出身の杉田にとってはホーム感は高まったことだろう。明日のダブルスで大勢が決しかねないだけに、マクラクラン勉と内山靖崇には楽天オープンの再現を期待しよう。