デビスカップ・ワールドグループのファーストラウンドは、盛岡タカヤアリーナにイタリアを迎えた。Rubber-1はダニエル太郎とフォニーニが対戦。格上のフォニーニだが、アンフォーストエラーが多くダニエルを突き放せない。しかし、終盤になると攻め手の選択肢がなくなったダニエルに対し、フォニーニにの巧みな組み立てがハマりはじめ、フルセットの末にねじ伏せた。しかしながら、フォニーニをここまで疲労させたことでRubber-4の杉田戦や可能性の残る明日のダブルスへの出場を難しくさせたとも言えるだろう。
そして続くRubber-2もフルセットにもつれ込む。Rubber-1同様に杉田が1セットアップで進むも、第4セットをセッピに奪われセットオールに。最初にマッチポイントを握ったのはセッピだったが、ここから杉田が粘る。タイブレークに持ち込むといきなりのミニブレークでリードし、淡泊になったセッピのミスにも助けられて杉田祐一が勝ち切った。