【ドラマ】ブラックリスト

先に妻がハマって、何気なく一緒に見せられているうちに僕も引き込まれるようになってしまったのが「ブラックリスト」です。主人公の「レッド」ことレイモンド・レディントンは悪人なのですが、正義も併せ持っていて、憎めないキャラクターなのです。彼以上に「純粋な悪人」が多数登場するので、相対的に良い人に見えるということなのかもしれませんが…

ただ、このドラマ、シーズンが進むにつれてメインキャラクターの性格などの設定が微妙にズレてゆきます。レッドと深い関係があるのは確実ながら真相がわからないエリザベス・キーンは、もともとは翻弄される捜査官だったのに、いつの間にか周囲を巻き込んで波乱を招く人物になっていました。また、FBI捜査官のレスラーもシーズン2では敵に捕らわれては負傷するキャラだったのに、シーズン3では部門のヘッドとなって組織人に染まったキャラに変遷しています。

まあ、そのあたりも含めて展開が面白いのですが、一話完結が中心なので若干無理のある流れも散見されます。謎のスパイであるトム・キーンを中心に展開する「ブラックリスト・リデンプション」はさらに展開が不可解ですが、世界観は共通しているのでそれなりに楽しめますね。月末からはシーズン5が始まるので、それまでにシーズン3と4を全部見ておきたいと思って連日録画を見まくっています!