【デビスカップ】ワールドグループ残留

デビスカップのワールドグループ・プレーオフで、日本はブラジルと対戦。ダブルスはメロとソアレスという強豪なので勝てないとして、好調を維持する杉田祐一にシングルス2勝を期待するのは妥当なので、日本の残留は添田豪が勝てるかどうかにかかっていた。期待通り初日のシングルスで杉田が勝ち、添田は苦しみながらも続く。セットカウント2-1で迎えた第4セットで、タイブレークを落としたところで流れが変わってもおかしくなかった。ここを粘って勝ち切ったことで、展開はかなり楽になる。

ダブルスでは内山靖崇とマクラクラン勉が思ったよりも善戦し、ファーストセットはタイブレークにまで持ち込んだが、これを落とすとメロとソアレスに押し切られてしまう。杉田にはプレッシャーがかかっただろう。台風の影響で2日間キャンセルが続き、奇しくもこの日は杉田にとって29歳の誕生日。お膳立てが揃う中、モンテーロに主導権を渡すことなく勝利した。

ブラジルの選手にしてみれば、長距離移動に加えて時差にも悩まされたはず。そこに、さらに台風で土曜日は延々待たされた挙句のキャンセル。そして日曜日は晴れ間が覗きながら、暴風雨警報が発令されたこといでITFの規定によりキャンセル。コンディションを維持するだけでも苦労したはずだ。ホームとアウェイの違いが、如実に出てしまったと言えそうだ。