【コミック】グッドナイト、アイラブユー(4)

書店の手書きPOPで興味を持って読み始めたコミック「グッドナイト、アイラブユー」が、第4巻でついに完結してしまいました。どこまで続くのかという思いもありながら、巻ごとに書店でもなかなか見つからずに探し回るという苦行だったので、完結してホッとしている一面もあります。

亡くなった母親の遺志に導かれて英国からオランダ、イタリアなどヨーロッパをRPGのように巡り、そしてこの第4巻ではスコットランドの首都・エディンバラを訪れます。他の都市には多少なりとも土地鑑があるものの、エディンバラはまったく知識がなく、ベイシティローラーズとハリーポッターが頭を過る程度。だからこそ、旅情に浸りながら主人公・遠藤大空のクエストを楽しむことができたともいえます。

決して画力があるわけでもない作者で、LGBTのキャラも繰り返し登場するとなると非現実感はMAX。登場人物の心理描写に優れていたことは特筆すべき点だと思います。前巻の内容を思い出しながら、残りページを惜しみながら読んでいましたが、それでも割と一気に読破してしまいました。