そろそろ第3巻が出ているかと急に思いついて書店に寄ってみると、ありました。この作品は高校女子サッカーを描いたものですが、サッカーの設定が実にマニアック。使われる用語も、「本当に理解して使っているのか」と思うくらいのものなのですが、それだけに試合の中でのチャージの際のフォームやスルー、フリックなどの使い方が絶妙なのです。
相変わらずキャラ設定は不十分で、試合中は11人×2チーム分の顔の描き分けが分かりにくい点は改善されていません。ただ、それでもストーリーとしてはよく練られているし、サッカーフリークとしても十分に気持ちを刺激してくれるのです。この作品を実写版のドラマや映画にしてしまったら、よくあるスポ根モノにしかならないように思うので、あくまで想像を膨らませながら2次元で楽しみたいと思います。
登場する高校名が長めなのは、実在の高校と被らないように都市名に東西南北やそれらしい装飾語をつけているのでしょうね。
