【国立新美術館】草間彌生展

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乃木坂の国立新美術館で開催されている草間彌生展「わが永遠の魂」で感じたのは、彼女が単なるサイケデリックなアーティストではないということでした。それはあくまでも一側面であって、彼女が扱っているのは生命や宇宙といったこのコスモスの基本原理なのです。

本展の展示は、撮影可能なポップでサイケデリックなエリアと、撮影禁止の哲学的なエリアに分かれています。SNSでの投稿が前者しかないのは、そこしか撮影ができないからであって、それが草間のすべてというわけではないのです。黄色いカボチャや赤い花は草間アートの代名詞のように語られますが、それらも彼女の内省的なアプローチから産み出されたものであることが、この展覧会では明らかになっています。

知人からの情報で覚悟はしていましたが、チケット購入列は思った以上に長かったので、これなら事前に前売券を入手しておくべきでした。ただ、来館者の年齢層が比較的若めのせいか、列の進みは速かったので助かったのですが… 外国人も多く、草間のグローバルな活躍が垣間見えました。