【Bunkamura】マリメッコ展

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職場が渋谷なので、休日に渋谷に行くのは気が引けていましたが、ようやくBunkamura ザ・ミュージアムで開催されているマリメッコ展を見てきました。以前、乗り継ぎで訪れたヘルシンキのヴァンター空港にあるマリメッコのショップが、ブランドイメージに沿って非常にニートにまとめられていたのは印象的です。

この展覧会では、「マリメッコ」というブランディング守りながら、それぞれのデザイナーが自分の色を出していることが垣間見えました。プリミティブな印象のデザインが主流のように感じていましたが、時系列を追ってゆくと徐々にソフィスティケートされてゆく流れもよくわかります。デザイナーの中には脇坂克二や石本藤雄のような日本人もいて、活躍していることは誇らしいですね。

最近のこの手のブランドの展覧会は、SNS用の撮影ができる区画を設けていることが多いのですが、こちらではそのような仕掛けはありませんでした。あくまで正統にこだわったのか、流行に乗せたくなかったのか、キュレーターの意図を知りたいところです。渋谷の後は、新潟県万代島美術館に巡回します。