【富山県立近代美術館】藤城清治展

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常設展目当てで訪れた富山県立近代美術館で、ちょうど藤城清治の展覧会「光よろこびメルヘン展」を開催していました。藤城は、影絵を駆使した人形劇団「木馬座」の中心人物。僕は子どもの頃、木馬座が好きだった微かな記憶があって、作品を見ると母との思い出や子どもの頃に感じた気持ちなどが沸き起こってきました。ある意味、僕のファンタジー体験の原点だったのだと思います。

「ケロヨン」が登場する「カエルのぼうけん」が有名ですが、独特の目の形が藤城清治らしさです。プロジェクションマッピングの展示もあって、世界観に引き込まれることは間違いありません。

常設展はマティスカンディンスキーピカソらの作品から、李禹煥、ウォーホルまでありましたが、サム・フランシス「無題」の色彩バランスと、リキテンスタインスイレン」のポップさが印象に残りました。これだけの作品を揃えているのに、来場者が少ないのはもったいないと感じるほどでした。