【神戸市立博物館】松方コレクション展

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出張先の京都でたまたま手にした雑誌に出ていた広告から、松方コレクション展が神戸で今日開幕することを知って、思わず京都から神戸まで出掛けてしまいました。この展覧会は「神戸開港150年プレイベント」ということで、巡回はしてくれないみたいです。

明治期の衆議院議員川崎造船所の社長でもあった松方幸次郎のコレクションは、画家のネームバリューではなく、個々の作品を見極めて蒐集した印象です。あまり名の知られていないジャン・ジャック・エンネルやアンリ・ジャン・ギヨーム・マルタンセガンティーニらの作品が素晴らしく感じました。特に惹かれたのが、エンネルの「ニンフ」。闇に浮かぶニンフの肌が妖しく光り、小品ながらとても幻想的です。

もちろん有名な画家の作品も多く、モネの「ヴェトゥイユ」やムンクの「雪の中の労働者たち」は目を惹きます。ただ、「雪の中の~」は、雪を描いた白い部分に当たる照明が強すぎて、見難かったのが残念です。