【映画】君の名は。

この週末は「シン・ゴジラ」を見ようと思っていましたが、Facebookの同僚のページに意外な別の同僚が絡んで盛り上がっていた「君の名は。」が妙に気になって西新井のTOHOシネマズの朝イチの回を見ました。朝9時開始ということもあって、当日起きてからのネット予約でも楽勝でした。

ストーリーはありがちで、これを実写で撮ったらとんでもなく陳腐な作品になりそうなのに、アニメという表現が見事にハマっていました。新海誠らしい細部までこだわったリアルな映像も音響も素晴らしいけれど、何よりも印象的だったのは無音、あるいは沈黙の使い方。劇場までも巻き込んてしまうほどの圧倒的な存在感のある無音を、これでもかというくらい体感させてもらいました。

音楽を担当しているRadwimpsは好きなバンドではないのですが、その楽曲のなかでも休符やアカペラ(=伴奏の無音)が巧みに取り入れられ、作品の魅力を高めていました。これは率直に言って、劇場で見ないと魅力が完全には味わえない作品です。ぜひ、劇場で見てみてください!

ただ、ちょっと気になるのは、作品中で赤ワインをクーラーで冷やしているシーンと、東海道新幹線の3席-2席の配置の向きが違うこと。赤ワインは、そうしないとビジュアル的にアピールしないのでしょうが、このまま欧米に持って行くのは恥ずかしいです…