【マイアミOP】西岡と大坂が3回戦へ

テニスのマスターズ1000・マイアミオープンの2回戦で、西岡良仁はフェリシアーノ・ロペスと対戦。レフティ同士の対決だったが、ネットプレーを得意とするロペスが前に出て決めに行くショットをことごとくミスしてしまい、アンフォーストエラーを繰り返す。西岡はプレースメントが冴え、深いリターンや浅いリターンを織り交ぜた上に回転の掛け方も計算されていた。チェアアンパイアに「ニシコリ」と間違えてコールされる場面もあったが、この結果で名前を売ったに違いない。

大坂なおみはサラ・エラーニと対戦。こちらは果敢に前に踏み込むリターンから左右にエラーニを振り回し、圧倒的な内容で大坂が勝ち切った。ネットすれすれのリターンがコードボールになる場面もあったが、それもことごとく大坂に有利な状況を生んでしまったから不思議だ。西岡に苦しめられたロペスは明らかにフラストレーションを溜めていたが、エラーニは自信を喪失してしまったように見えた。

西岡は20歳で大坂は18歳。年齢的にも、東京オリンピックでの活躍に期待できる。大坂は日本国籍を持っているとはいえ日本テニス協会に加入していないのだが、まずはフェドカップに参戦して欲しいところだ。土橋登志久監督のキャスティングに期待しよう。