【クラブワールドカップ】バルサ圧勝

ヨーロッパ好きの僕ではあるが、バルサは決して好きなチームではない。リーベルプレートに限らず南米のサッカーも好きではないので、正直どちらが勝っても構わない決勝だった。バルサの中でも嫌いなメッシが先制しスアレスが続くと、「次はネイマール」という機運がスタジアムにも放送席にもあり、そしてバルサの選手の中でも高まっていった。

ゴールをむしり取ろうとするクリスティアーノ・ロナウドやメッシと異なり、ネイマールはゴールの可能性を高めようとプレーする。この日もチャンスメイクに徹していた。そんなネイマールへお膳立てするようなパスが相次いだが、コンディション不良もあってゴールには至らなかった。しかし、足元に吸い付くような彼のドリブルが、この決勝をテレビ観戦して一番見応えだったシーンだった。それはパスよりもドリブルが苦手な自分にとって、ないものねだりなのだろうと思う。

バルサはMSNが目立ちすぎてスペインのチームとは思えないところが物足りないのだが、ジョルディ・アルバやダニ・アウベスといったスペイン人選手が存在感を示していたし、ルイス・エンリケがうれしそうだったことも印象に残っている。勝つべくして勝つのも簡単ではないが、ここまでの圧勝には敬意を表したい。