【朝倉彫塑館】屋上からの風景

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長期にわたる保存工事を終え、一昨年にリオープンした日暮里の朝倉彫塑館。僕にとってはこれが、10年ぶり2回目の訪問となりました。朝倉文夫は大分出身で、彫像や塑像を手掛けたアーティスト。その彼のアトリエと住居を利用して作品を展示しています。

朝倉の作品の特徴としてネコはデッサン調の凹凸なのに、人物はデフォルメしている印象があります。目に見えるどの線を表現して、どの線を表現しないかという選択によって、見え方が変わってくるのではないかと思います。和洋折衷の館内に配置された作品も趣きがあるのですが、何よりも屋上に展示されている「砲丸」という作品は、谷中方面を借景にした背景との融合が素晴らしいです。

なお、この建物は靴を脱いで入館する必要があり、靴下を履いていないと入館禁止という措置が取られているので、来館される際には注意が必要ですよ。