Nothing's Carved in Stoneのアルバム「MAZE」はiTunesで2曲だけ先行配信して、残りは当面配信予定なし。まるで、聴きたきゃCD買えと言わんばかりの強気な売り方でした。でも、実際に先行配信の2曲を聴いてみて、それが自信の現れなのだと気づきました。
パンクっぼさを散りばめたストレートな音づくりに、彼ららしいプログレのフレイバーがまぶされてとても心地よい仕上がり。ここ何枚かのアルバムは、なんとなく借り物のようなよそ行きのような雰囲気が漂っていたけど、このアルバムでは本当にイキイキした演奏を聴かせてくれます。
去年のCDJでは、レーベルと確執がありそうな内容のMCを村松がしていたので、いろいろと制約もあったのでしょうね。そんなMAZE（迷路）を抜けて出した「MAZE」なのだとすれば、タイトルもレトリックが効いています。
