【サントリー美術館】曜変天目茶碗

イメージ 1

サントリー美術館の「藤田美術館の至宝 国宝曜変天目茶碗と日本の美」を鑑賞しました。僕は陶磁器を見る目がないので、それほど興味がないのですが、ecoさんのブログ記事を読んで訪れたくなりました。

藤田美術館大阪城北詰駅の近くにあって、明治期の実業家である藤田傳三郎らが蒐集した東洋美術を展示している美術館です。今回の展示のメインといえる「曜変天目茶碗」は、プラネタリウムのようなカレイドスコープのような独特な世界観を持っていて、思わず見とれてしまいます。曜変天目茶碗は中国の福建省にあった「建窯」で作られ、現存するものは世界に3点とも4点とも言われますが、そのすべてが日本国内にあります。

でも、それ以上に惹きつけられたのが、地蔵菩薩立像でした。微妙なテキスタイルの質感を再現した木彫は見事で、さすが快慶と思わされます。東京国立近代美術館竹内栖鳳展でも展示していた「大獅子図」も、見応えがあります。