【東アジアカップ】男女とも北朝鮮に敗戦

男子も女子も、北朝鮮との初戦を落とした東アジアカップだが、その意味合いはかなり異なっている。女子は、若い世代まである程度知り尽くしていて、経験を積ませることがテーマの大会。そう考えれば、GK山根のお粗末な飛び出しも、DF北原や高畑、高良の寄せの甘さも次へのステップだともいえる。

一方のハリルホジッチ監督率いる男子は、もっと状況が悪い。次のワールドカップに向けた準備の一環であるはずなのだが、次の世代の「若手」ではなく代表経験の浅い中堅を選んでしまった。若手と言えるのは遠藤、浅野、宇佐美、谷口、柴崎くらいか。しかも、使い方も間違っている。永井はスペースに飛び出さなければスピードが活きないのに、サイドでボールを持たせてどうするのか。川又もポストプレーは得意ではなく、強引な突破が持ち味なのだ。お調子者である槇野のセンターバックも、不安だらけだ。

女子は、発表されたU-19が魅力的なので、こちらに期待したい。ベレーザの長谷川、隅田、籾木のトリオが楽しみだ。男子は、何を見どころにしてよいのか、正直わからない。せめて、「ハリル・ホジッチ」だと思っている似非サポーターには、ハリルホジッチは苗字であって、名前がヴァイッドだということくらいは認識してほしい。