【フェドカップ】日本―ベラルーシ Day-1

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女子テニスのフェドカップ・ワールドグループプレーオフで、日本は有明コロシアムベラルーシを迎え撃った。屋根が閉ざされたインドア開催で上層階のスタンドはクローズしており、空席の目立つ状況も今の日本女子としては致し方ないだろう。

Rubber-1は、元ランキング1位の「Vika」ことヴィクトリア・アザレンカに土居美咲が挑む。アザレンカはトレードマークの大声を響かせながらのショットだが、まだ本調子とはいかない様子。土居もハードヒットでストローク戦を五分で渡り合ってはいたが、スピンの掛け方やサーブの重さでは明らかな差があった。日本は1-6、2-6で落としてしまう。

アザレンカがボールパーソンに、「1個ずつ投げるのではなく、全部まとめてラケットに載せるよう」に説明していたのが印象に残った。

続くRubber-2で、奈良くるみはゴボツォワと対戦。ランキングでは奈良が格上だが、いかんせん今日の奈良は強いプレッシャーを受けていた。サーブのトスアップをやり直すことが多く、ファーストポイントを簡単に失ったり、ここぞという場面をことごとく落としたりと精彩を欠いた。

お互いミスが多く、ファイナルセットもせっかく奈良がブレイクでつかんだ流れを、ダブルフォルト連発で自ら手放してしまう。結局終盤にゴボツォワが腿の裏を痛めてしまい、最後の2ゲームはなす術もなかった。これで明日、奈良がアザレンカに敗れても、土居が勝てばダブルス勝負で青山修子の存在が生きそうだ。ゴボツォワが負傷次第では欠場することも考えられるだけに、チャンスは十分あると言えよう。