【東京国立博物館】みちのくの仏像展

上野公園の東京国立博物館で開催されている「みちのくの仏像」展を訪れました。先入観もあるとは思うけれど、仏像の素朴で温かみのある表情はインドや中国ではなく、まさに日本人のそれだと感じました。インドや中国から伝来した仏教が、まさに日本で根づいたということなのでしょうね。

ノミの刃の跡を活かした衣を纏った仏様だったり、十二神将があまり怖い印象ではなかったりする中、円空の彫った仏像が逆に洗練された印象だったことに興味を覚えました。円空は素朴なものが多い印象ですが、妙に整った顔立ちとバランスでした。

平成館での開催と思い込んでいましたが、実は本館での展示。展示室も狭く、展示数は多くないので、ちょっと物足りない感じです。ただ、1,000円で見られることを考えると、元は取れそうですね。

http://michinoku2015.jp/