【原美術館】ミヒャエル・ボレマンス展

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咲き始めた御殿山の桜を楽しみつつ、京急北品川駅から散歩がてら原美術館に向かいました。ベルギー人のコンテンポラリー・アーティストであるミヒャエル・ボレマンスの展覧会「アドバンテージ」が開催されています。

彼の作品は、デフォルメされたデッサン。見たものそのままではなく、画家の解釈によってフォーカスが当てられたり、レタッチされたりという印象があります。印象派よりも意図をもって、自らの目が捉えた画像を変換していました。主題としては、ベルギーらしい、ちょっと鬱屈した内省のようなものが扱われています。

常設展示も見応えがあり、奈良美智のアトリエに展示されている作品に描かれている少女の邪悪な目を見て、いつものように純粋さを感じてしまいました。庭園からは近隣の桜も望め、カフェでゆったり過ごすこともできます。この美術館は、ホームページが使いづらいことだけは昔から変わっていないので、いい加減改善して欲しいものですが…

http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html