【ソチ2014】フィギュア女子SP

ソチオリンピックフィギュアスケート女子、ショートプログラムは嫌な予感がしていた通り、日本にとっては悪夢とも言える結果だった。ネットでは、キム・ヨナの得点が異常に高いと非難する論調もある。しかし、冷静な目で浅田真央の演技を見ていると、ジャンプがとても頼りないことに気づく。跳ぶたびにアンダーローテーションではないか、ダウングレードではないかと気にせざるを得ないのだ。

今回のショートプログラムでも、最初のトリプルアクセルはアンダーローテーション、つまり回転不足の上に転倒してしまい、次のトリプルフリップは無事着氷したように見えたものの、実はアンダーローテーション。そしてコンビネーションにも失敗して、ジャンプすべてに失敗してしまった。

一方のキム・ヨナは、無難なジャンプでGOEは稼げなかったものの、基礎点が高い演技構成になっているので強いのだ。僕が感心したのは、基礎技術の高さ。バッククロスで普通に滑っているだけなのに、そのスケーティングの力強さと美しさに魅了される。浅田はステップシークエンスの美しさが秀逸なだけに、ジャンプの粗さがもったいないとしか言えない。フリースケーティングは、浅田真央に精一杯の演技を期待しよう。

実は今朝、浅田の演技を見た後に再び床に就いたら夢に浅田が出てきて、僕は夢の中で彼女をなぐさめていたのでした…