デビスカップのワールドグループは、日本がカナダを有明コロシアムに迎えました。カナダは直前にエースのラオニッチがケガのため欠場を発表。新鋭のポスピシルもダブルスからの出場とアナウンスされます。しかし、初日のシングルスは錦織圭がポランスキーを破ったものの、添田豪はダンチェビッチに敗れて1勝1敗。2日目のダブルスは日本の弱点だけに、かなり苦しくなったと思われました。
当初予定されていた杉田祐一に代えて錦織が内山靖崇と組んで登場すると、カナダも背中を痛めているポスピシルの出場を回避して、ダンチェビッチがダブルス巧者のネスターとのペアに。試合開始早々はカナダの動きに圧倒されましたが、徐々に錦織がアジリティで本領を発揮すると、内山も思い切りのよいサーブでエースを重ねます。セットカウント2-0から第3セットを落として流れが変わるかと思いましたが、第4セットで持ち直して、まさかの快勝です。
そして今日のシングルスは、錦織とダンチェビッチがともに3日連続の試合となりました。試合開始前、ダンチェビッチの表情に緊張の色が見たのですが、どうやら腹筋を痛めていた模様。第1セットを6-1で錦織が取り、第2セット第1ゲームを錦織がブレイクしたところでダンチェビッチがメディカルタイムアウト。結局、そのまま棄権して、日本の勝ち抜けが決まりました。
次の準々決勝は、おそらくチェコと有明コロシアムでの対戦。ステパネクやベルディヒに勝つのは難しそうですが、そんな試合を国内で見られるだけでも楽しみですね。
