【大分-新潟】大きすぎる代償

大分はせっかくゲームへの入り方はよかったのに、GK清水の軽率すぎるお粗末なプレーがすべてをぶち壊してしまった。丹野との差別化はゴールキックだから、そこでアピールしたいのはわかる。でも、同時にその安直さがポジションを失った理由だということは、決して忘れないで欲しい。

後半終盤、もはや追いつくことは不可能という時間帯で、大分トリニータは猛攻を仕掛けた。その立役者はようやく前線で職場を得たチェ・ジョンハンであり、松本昌也、後藤、為田といった若手だった。こんな展開ができるのなら、なぜゲームの最初からそういう人選をしてくれないのだろう。なぜ今日もまた、西であり木村なのか。僕にはもともと意図など理解できない監督のすることだから、何を言っても仕方ないとは思っているのだが…

リーグ戦のホームゲーム未勝利を打破するチャンスは、あと一回だけ。11月30日の川崎戦しか残されていない。来季のシーズンチケットのことを考えれば、監督をクビにしてもベストの布陣で臨まなければならないはずだ。そんなことがこのクラブの経営陣にできるとは思っていないが、チーム存亡に危機であることを自覚してくれなくては困るのだ。