【マドリードオープン】錦織、フェデラーを破る

テニスのムチュア・マドリードオープンは、ランキング上位の選手が揃って出場していて熱戦が展開されていますが、トロイツキに快勝して3回戦に進出していた錦織圭ロジャー・フェデラーを破るという快挙を達成しました。ツイッターで結果は知ってしまったので、録画を帰宅してからチェックするのが楽しみでしたよ。

クレーコートということもあって、錦織は体力の消耗が心配されたものの、第1セットを6-4で順調に先取します。最近の錦織はコートを左右に広く打ち分ける技術が冴えており、このセットもフェデラーを振り回していました。フェデラーはときおり彼らしいドロップショットや回転の利いたスライスを決めるのですが、何でもないところでラケットの面が合わないようなショットが出るなど、意外にもアンフォーストエラーが目立ちました。

第2セットに入ってフェデラーがペースをつかみ、6-1で取ったところでは完全に流れが変わった印象でしたが、第3セットの序盤で再び錦織が挽回すると無理をしないながらも鋭いダウン・ザ・ラインや「エア・ケイ」を決めます。最後は5-2からフェデラーサービスゲームをブレイクして、錦織が準々決勝に進出しました。会見では「小さい頃からの夢だったフェデラーの勝ててうれしい」という内容のコメントを残していますが、これで満足せずにさらに上を目指してもらいたいですね。特に大物食いの後の試合はあっさり負けることが多いので、要注意です。ケガも多いだけに、途中棄権も避けて欲しいところです。