【ガリレオ】久しぶりの月9

最近は地上波自体ほとんど見る機会がなく、ドラマといえばスカパーの米国ものばかり。そんな僕でも、「ガリレオ」の新シーズンは見たくなってしまいました。6年ぶりということで、湯川准教授を演じる福山雅治はちょっと俗っぽさが増し、渡辺いっけいは演劇じみた演技になりました。一番の変化は、柴咲コウがほぼ降板に近い形で吉高由里子にヒロインを譲ったことでしょうね。吉高のねちっこい演技は評価の別れるところでしょうが、声の高さを除けば僕にはあまり違和感はありません。

ただ、今回のシーズンではネタ切れ感が強くあります。宗教にマイクロ波を絡めた第1話もダウジングを題材にした第2話も、最初のシーズンほどのインパクトはありません。ダウジングについては、昔オカルト系の特番ではよく取り上げられていたので目新しくもないし、本人の微細な振動に端を発するという結論は最初から見えてしまいました。

ある意味「ガリレオ」は、昔フジテレビの深夜枠で放送していた「アインシュタインTV」という番組をミステリー仕立てにしたようなもの。手頃な科学ネタが尽きれば、それ以上に興味をつなぐのは難しそうです。仮に今回は乗り切ったとしても、3匹目のドジョウはもう期待できそうにありません。

http://www.fujitv.co.jp/galileo/index.html