【実践の英語】年末年始のあいさつ

年賀状に書く定型の英語として"A Happy New Year"は、あまりにもよく見かけますね。でも、英語圏では「年賀状」というものは存在しないと言ってよく、クリスマスカードに"Wish you have a Merry Christmas and a Happy New Year"と記載される一部分を転用しているんですよ。

さて、クリスマスカードはだいたいサンクスギビングが過ぎてから送られますが、それはつまり12月ごろ。その時期に"A happy new year"も言ってしまうのです。日本でも仕事納めの日や年末のあいさつ回りの際には「よいお年を」というあいさつをしますが、まさにこの意味で"A happy new year"を使っていると考えればしっくりきます。つまり"A Happy New Year"は年が明けてから使えば「あけましておめでとう」ですが、年内に使うと「よいお年を」になるのです。

外資で仕事をしていた頃、アメリカ人のexpatたちは仕事納めの日に"A happy new year"と声をかけて帰ってゆきました。普段の週末に"Have a nice weekend!"と言うのと同じ感覚なんでしょうね。