【松岡美術館】東洋彫刻

白金台の松岡美術館の魅力は、平面よりも立体。絵画は地味なものが多い一方で、陶磁器や東洋彫刻のコレクションは素晴らしいの一言です。ここは松岡地所や新宿美術学院を経営した松岡清次郎が蒐集した美術品を、「未来の人々に鑑賞してもらう」ための美術館なのです。

中国陶磁の鮮やかな発色も目を惹きますが、何と言っても印象的なのはインドやクメールの彫刻で、かなりレベルの高いものを所蔵しています。東洋彫刻のコレクションでは、ロサンゼルス郊外のパサデナにあるノートンサイモン美術館とここが、僕にとっては一番のお気に入りです。インドの神々の世界は、なんとなく神秘的ですよね。また、エジプトの彩色木棺やヘンリー・ムーアの現代彫刻もありバラエティにも富んでいます。

広いスペースにゆったりとした展示で、来館者も多くないので贅沢な時間を過ごせます。ロケーションも白金台なので、食事やショッピングとからめて訪れることができますよ。

http://www.matsuoka-museum.jp/