【U-20ワールドカップ】韓国に快勝

先制しながら追いつかれる嫌な展開ながら、そこから2点を取って振り切るところが素晴らしい日本U-20女子代表。韓国選手の線の細さやファウルの多さを見れば実力差は明らかだったし、先制点のシーンでの韓国GKが見せた迷いから、もっと点が取れるはずだと思っていた。

柴田の2ゴールは、どちらもスキルフルなものだったし、3点目の田中陽子のポジショニングも絶妙だった。このふたりと猶本が攻撃陣では目立っているが、チャンスメイクで貢献度が高いのは田中美南だ。この試合でも、右サイドで3人に囲まれながら高木にパスを出し、3点目の起点になっている。フジテレビ解説の大竹奈美も触れていたが、これまでの田中美南は自力での突破にこだわり過ぎていたのだが、今日はうまく周囲を使えており成長が窺える。

次は恐らくドイツ、そして決勝はアメリカが有力だが、ナイジェリアという可能性もある。可能性のある北朝鮮ノルウェーも含め、どこが来ても楽には勝てないだろう。なでしこのワールドカップ制覇は意識せず、あくまでチャレンジャーとして上を目指してもらいたいものだ。