【実践の英語】同点に追いつく=equalize

英文のスポーツ記事によく出てくる表現です。リードされていた状況から同点に追いつくことを表すのに"equalize"が使われます。"equal"がイコール、つまり「等しい」ですから、real(現実)⇒realize(自覚する、理解する=現実のものとする)のように"equalize"は「等しくする=同点に追いつく」なのです。

同点と言うと「タイ」という語に引っ張られて"tying"とか、"even"を思い浮かべますが、新聞やウェブの記事では圧倒的に"equalize"が使われます。オリンピックでも、"After the equalizing goal in the 54th minute~(54分のゴールで追いついた後)"のような記事があります。

コンポやiPhoneなどで音質を調整する装置をイコライザーと呼びますが、これは「平衡化する」という意味ですね。「差がついていたものが同じ水準になる」という意味で考えると、同じ使い方であることが理解できそうです。