【映画】テイキング・ライブス

2004年にアメリカ/カナダで製作された「テイキング・ライブス」をhuluで見ました。アンジェリーナ・ジョリーがFBI捜査官を演じ、他人を殺害してはその人の人生を乗っ取るシリアルキラーと対峙します。見る者にヒントを与えるような伏線の張り方をしているので、興味を持って見続けることができるのはいいですね。犯人が双子だったり、アンジーが妊娠したりというくだりが、まさにそんな象徴でした。

冒頭でアンジーが遺体の置かれていた場所に横たわっているシーンは、テレビドラマ「アンフェア」で雪平夏見を演じる篠原涼子の行為に似ています。「テイキング~」の製作の方が先なので、「アンフェア」はある意味模倣しているのかもしれません。アンジーのシーンは冒頭だけですから、「アンフェア」の方がこの部分へはこだわっていますけどね。

いつものようにアンジーはミステリアスな雰囲気なのですが、容疑者を追って家屋に突入するシーンや病院内を駆け抜けるシーンでは、ドン臭い演技に見えてしまいました。FBI捜査官を演じるには、鍛え方が足りないように感じます。それでも最後の妊婦を演じる部分では、妊婦らしい穏やかな表情になっていて、このあたりの演技はさすがだと思わせてくれました。

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