久しぶりのJリーグ生観戦は、味の素スタジアムの試合。初夏の陽気ながら少し湿り気を帯びた風が心地よく、まさに生観戦日和。試合はどちらも思い通りのものではなかったであろう内容ながら、ちょっとした運の差でヴェルディに勝利が転がり込んだ。
1-1で迎えた前半の終盤、右サイドから森の放ったミドルシュートがDFに当たってコースが変わり、清水の肩口を破ってしまう。そして、持ち味の突破がまったく見られない省エネ運転のチェ・ジョンハンに変えて安川を投入して立て直しを狙った後半立ち上がり、今度はセットプレーから阪田がクリアし切れずにリフレクトしたボールを飯尾に蹴り込まれた。
大分は2点を追う終盤になっても押し上げられない。石神がサイドを駆け上がっても、高松も森島も中央に詰めていない。これは恐らく、DFラインが信頼できないからだ。唯一の本職DF阪田が前に引き出されてしまい、石神とジョンハンの左サイドは狙われていたのだ。
東京V ３－１ 大分（杉本、森、飯尾／森島=PK）
＜ＧＫ＞
清水 :5 ポジショニングが悪い
＜ＤＦ＞
イ :5 何度でも言うが、DFではなくサイドで起用すべき
阪田 :5.5 前に出過ぎてライン統率し切れず
石神 :6 DFとしてのプレーはできていない
＜ＭＦ＞
三平 :5.5 クロスの精度欠く
為田 :6 センス感じるがフィニッシュに難
宮沢 :5.5 DFラインに吸収されるシーンも
チェ :4.5 守備できず、攻めても勢いなし
＜ＦＷ＞
西 :5 何を求められているかわからない
森島 :5.5 ロングボール主体の終盤に存在感
村井 :5 精彩欠く
＜ＳＵＢ＞
安川 :5.5 安心して見ていられない
高松 :5 まったく持ち味出せず
木島 :5.5 スペースなくスピード生きず
＜監督＞
田坂 :5 このメンバーでこの内容では監督の責任が大きい
大分は点を獲る形が見えない。終盤にロングボールを森島に集める形が、一番可能性を感じたのだが、田坂監督の狙いはサイド攻撃にありそうだ。それなら無駄走りの目立つ2シャドーを止め、4-4-2にすればよい。阪田と作田が中にいるなら、石神とドンミョンでもまだ許せる。試合によってポジションを変えたり、試合の途中で攻撃パターンを変えることに対応できるほど、大分の選手は器用ではないのだ。
※今日はnano_ringoさんと一緒に観戦しました。同じチームのサポーターと一緒だと、やはり何倍も楽しめますね！
