AXNで放送されているアメリカのドラマ「Hawaii Five-0（ハワイ・ファイブオー）」は第2シーズンに入って、迷走してきました。もともとが昔のドラマのリメイクなので、シナリオはしっかりしているし、徹底的にムダを削ぎ落とした構成はスピード感があって快適です。そういうことかと言うと、例えば悪人のアジトに乗り込む決断をFive-0がした場合、次のシーンではもう突入していたするんです。途中経過をダラダラ描かないのは、ひとつのポリシーなんでしょうね。
迷走しているのはキャスト。「LOST」でジンを演じた韓国人のダニエル・デイ・キムがチン・ホー・ケリーといういかにも中国人っぽい役で出演しているのはシーズン1からですが、さらに同じ「LOST」でロック役だったテリー・オクィンまで登場。また、「Heroes」のヒロ・ナカムラことマシ・オカも検死官マックスとして出演しており、「二匹めのドジョウ」狙いを嫌でも感じてしまいます。
最初は存在意義がよくわからなかったコノ・カラカウアも、紅一点ではないものの番組にしてみれば「華」なのだということがおぼろげに理解できるようになりました。ただ、この役を演じるグレイス・パークは、結構いい年なんですよね… いずれにしても、番組自体はとても面白いので今後が楽しみです。
http://axn.co.jp/program/hawaii5-0/
