【オペラ座の怪人】25周年記念公演inロンドン

WOWOWで放送されたミュージカル「オペラ座の怪人」25周年記念公演は、僕が実際に観劇したハー・マジェスティック劇場ではなくロイヤル・アルバート・ホールでの収録でした。ダンサーやオーケストラも通常よりパワーアップし、舞台装置も特別仕立ての豪華版です。特に、ロイヤルバレエのプリンシパルであるセルゲイ・ボルーニンが踊るバレエは必見です。クリスティーヌ役のシエラ・ボーゲスは落ち着きすぎている印象でしたが…

オペラ座の怪人」本編が終了した後、舞台にはアンドリュー・ロイド・ウェバーが登場します。感激した表情の作曲家に紹介されて、ロンドン・オリジナル・キャストが舞台へ。そしてロイド・ウェバーの元妻で初代クリスティーヌ役のサラ・ブライトマンを招き入れます。サラは、カナダ、オーストラリアなど各国のファントム役とともに「The Phantom of the Opera」を披露。51歳になった彼女は、声の輝きは薄れたように思いましたが、圧倒的な存在感を発揮していました。

初代ファントムのマイケル・クロフォードもステージには上がりましたが歌うことはありませんでした。ちょうどロンドンのパラディアム劇場でロイド・ウェバー版の「オズの魔法使い」に出演しているので、契約上歌うことができなかったのかもしれません。

全体を通して多少荒っぽい仕上がりのようにも見えましたが、さすがに歌唱力は素晴らしく、ファントムとクリスティーヌの掛け合いなどは思わず聴き入ってしまうほどでした。

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