【恵比寿映像祭】The Art of Flight

ガーデンプレイス東京都写真美術館で開催されている第4回恵比寿映像祭で上映されたカート・モーガンの「The Art of Flight」を鑑賞しました。この映像作品は、レッドブルがスポンサーとなったスノーボードのドキュメンタリー。アラスカやアンデス山脈パタゴニアなどの山岳地帯をスノボで滑り降りる迫力を堪能できます。
 
僕はスノボはやりませんが、スキーは学生時代からよく出かけています。雪山で滑り降りる体験や、アラスカのジュノーで氷河を歩くヘリコプターツアーに参加したこともあるので、この映像も実感を持って見ることができました。正直、主人公のスノーボーダー、トラヴィス・ライスが絶壁からスタートするときに、何とも言えないアドレナリンが放出されるような感覚を何度も味わいました。
 
この手の作品は得てして「環境崇拝」になりがちですが、モーガンは出演者にライフルで木を打ち抜かせたり、スノボで木々をへし折ったり、スノーモービルで滑走したりと「反自然」な行為を平然とやっているところに、かえって好感が持てます。彼が描きたかったのは、恐らくはエクストリームスポーツとしての高揚感。変に優等生ぶらず、生身の人間臭さが心地よいのです。
 
youtubeにトレイラー(予告編)があったので、貼ってみました! スノボをやらない人でも、十分楽しめる映像だと思います。