【パリ旅行記】マドレーヌ寺院でゴスペル

パリ最後の夜をどう過ごすか悩みました。ジャズクラブのライブが候補だったのですが残念ながらこの日は開催がなく、リドやムーランルージュといったキャバレーのレビューショーは高くて時間が長い。ということで、ホテル近くのマドレーヌ寺院に貼ってあったポスターに誘われるように、ブースに立ち寄ってチケットを購入しました。カテゴリー1は、30ユーロです。

会場に20:30に到着すると、すでに観光客や地元のフランス人がたくさん来場しています。歴史あるマドレーヌ寺院の荘厳な雰囲気が、またいい感じでした。ゴスペルグループ「Gospeldream」は、コーラスが13人にテナーサックスとキーボードという編成。知っている曲も"When the Saints Go Marching In"、"Oh, Happy Day"、"The Little Light of Me"など演奏してくれました。"Hallelujah"は客席もみんなで歌ったけど、さすがにフランス人は「h」の音を発音しないので「アレルヤ」でした!

そして、高校の合唱祭で聞き覚えのある黒人霊歌"Soon Ah WIll Be Done"も演奏され、すごく懐かしく感じました。演奏はたっぷり90分。もちろんコーラスもよかったけど、テナーサックスが最高でした。フラジオの音色や強弱をあそこまでつけられるのは驚異的です。教会は音がよく響くし、雰囲気もあっていいですね。最後は観客ひとりひとりにシンガーたちが握手を求め、「Bon soir!」「Bonne Annee!」など挨拶したりと一体感を醸し出していました。

ゴスペルコンサートは初めてだったのですが、整然とした合唱とは違って個性を重んじ、それぞれが思い思いの形で主への気持ちを表現するのは素敵です。信仰心があれば、また違った意味で楽しめたのでしょうね。

http://gospeldream.com/index.php