【テルマエ・ロマエ】映画化への布石

ヤマザキマリのコミック「テルマエ・ロマエ」のIV巻が、やっと発売されました。月刊誌の連載ものは、単行本化のスピードが遅いのは仕方ないところですね。

いつもは時空を超えて、現代日本古代ローマを往復する展開なのですが、今回は主人公がローマに帰れなくなって日本の温泉宿を舞台にロマンスを繰り広げます。お風呂がテーマではありますが、いつもよりもその存在感は感じられません。

これは、実写版映画化を見据えていますよね。人気女優をキャスティングして、話題性を確保するのは常套手段。これまでの硬派な印象が、ある意味裏切られてしまいました。これはこれで面白いけれど、もともとの良さが薄まってしまっているのは残念です… ただ、阿部寛を主演に起用したところはハマり役に見えるので、映画は映画で期待したいと思っています。