【NBA】ユタ・ジャズ崩壊

1988年にユタ・ジャズのヘッドコーチに就任して以来、なんと23年間にもわたってその職を続けてきたジェリー・スローン。これは、北米4大プロスポーツ(野球、バスケ、アメフト、ホッケー)における同一チーム連続コーチ記録だった。そんな彼が突然2月10日に辞任してしまい、その理由はPGデロン・ウィリアムスとの確執だと伝えられました。ただ僕は率直に言って、スローン政権の長さは異常だと思っていたので、そのこと自体に違和感はなかったですね。

ジャズにとっては大きな転換点だったし、スローンを切ってウィリアムスを残した判断は正しかったと思っていました。ところが、僕がNBAオールスターについてデロンを中心とした記事を書いたその日に、デロンもジャズから放出されてしまいました。高額年俸が支払えないからFA前に出したという話ですが、ある意味スローンとの「喧嘩両成敗」にも見えます。それによって、ジャズは二枚の看板を相次いで失う結果となってしまいました。

ストックトン-マローンの時代からジャズを応援してきた僕ですが、最近はデロンとキリレンコくらいしか興味のある選手がいなくなっていました。そのデロンが放出されてしまった今、これ以上ジャズを応援し続けるモチベーションが沸いてきません。ダンカン、ジノビリ、パーカーいるサンアントニオ・スパーズソニックスの移転先でウェストブルックのいるオクラホマシティ・サンダー、そしてレイ・アレンとロンドのいるボストン・セルティクスを、今となっては応援しようと思います。