【スカパー】さだまさし東大寺コンサート

日曜日にスカパーで、2010年10月16日に開催された「さだまさし東大寺コンサート2010」が放送されました。30年前に東大寺大仏殿の落慶法要を行ったその会場で、「光明皇后1250年御遠忌慶讃奉納行事」の一環として再び行われたコンサートです。

僕はグレープ時代から彼の音楽に親しんでいますが、ソロとしては「帰去来」「風見鶏」が好きで「私花集」でちょっとガッカリし、「夢供養」は良かったものの「印象派」から少し距離を置くようになりました。その後もコンサートに行ったり、曲を聴いたりはしているんですけどね… 今回のコンサートでは古い曲が中心。意外にも「天文学者になればよかった」で始まりましたが、これは30年前のコンサートに合わせたそうです。

奈良で歌う「北の国から」や「フレディもしくは三教街」は、場違いな印象もありますが、懐かしさの方が勝りました。トークの最中に再三にわたって鐘の音が響いてしまい、話し上手なさだもやりにくそうでしたね。最後の2曲「まほろば」「修二会」はコンサートの中盤で予告していましたが、ともにいかにも奈良という雰囲気なので、納得感は十分です。ギターの石川鷹彦マリンバの宅間久善、ベースの松原正樹らおなじみのメンバーがバックを固めます。

そしてアンコールは、ここまで来たら「風に立つライオン」しかありません。公称6,000人ながら実際はかなり上回るオーディエンスがいたらしいコンサートは、独特の雰囲気のまま静かなフィナーレを迎えていました。1月3日にも再放送があるので、見逃した方はお楽しみに! スカパーの何らかのチャンネルを契約していれば、無料で視聴できますよ。

http://www.sukachan.com/music_entame/SJ0000031622/