【世界バスケ】地元トルコ決勝へ

トルコ・イスタンブールで開催されているバスケットボール男子の世界選手権。リトアニアを下して決勝進出を決めたアメリカに続いて、トルコが準決勝を勝ち抜けました。セルビアとの一戦は、一進一退の好ゲーム。セルビアがリードして、トルコが追いつくチャンスをフリースローの失敗でことごとくつぶすという展開でした。

セルビアの3点リードで迎えた4Qも、残り4分を切るまでセルビアがなんとか耐えます。しかし、残り3分半に3Pで逆転すると、今度はトルコがリードを死守。ただ、トルコは最終的に60%に終わったフリースローの不調に加え、本能的な自由奔放なプレースタイルというリスク要因を持っていました。この大会には参加していないユタ・ジャズのオクァーも、センターのくせにアウトサイドが得意という変わった一面を持っていますが、これもトルコらしさなのかもしれません・

残り58秒、1点差でトルコのオフェンスという場面で、定石なら時間をたっぷり使って確実に2点を決めることを狙う場面。ところがトルコのターコルーは時間は使ったものの、使い過ぎて苦し紛れの3Pを失敗します。このオフェンスでフリースローを2本決めたセルビアが土壇場で逆転。その後、両チーム2点ずつを取って、残り4秒で1点差。ここでトルコはタイムアウト。このサインプレーで、奇跡的にフリーのなったトルコのトゥンジェリが残り0.5秒で逆転のショットをインサイドから決めました。地元開催でアリーナを埋めたファンは、もうお祭り騒ぎです。

これで、決勝はアメリカと地元トルコの対戦。アメリカは、今回は派手さはあまりないものの勝てるチームに仕上げてきています。コーチKことシャシェフスキーの采配が楽しみですね。アメリカ代表での僕の注目は、オクラホマシティ・サンダーのPG・ウェストブルックです。