【NBA】ジャズがピストンズに快勝

ここまで強さを見せたジャズは、今季はじめてではないでしょうか。それでも、何がよかったのかと考えてみると、なかなか思い当たらないのも事実です。好調だったC.J.マイルズが欠場し、本来はSGのブリューワをSFで起用しましたが、これはうまく機能しました。ブーザーもいない中、ハープリング、キリレンコ、コーバー、クーフォスといったベンチ陣が仕事をしたのが、一番の勝因かもしれません。

1Qにオクァーがインサイド、アウトサイドともに軸となってつけた点差を、最後まで詰めさせませんでした。キリレンコのアリウープやクーフォスがプライスのアシストで見せたダンクなど、意外なビッグプレーもチームを勢いづけたと思います。ただ、ここまで19試合連続でダブルダブルを達成していたミルサップが、記録を途切れさせてしまったのは残念ですね。序盤にコーバーと激突して足をひねってしまったみたいなので、彼自身は不本意だったことでしょう。

一方のピストンズは、ハミルトンが欠場。ビラップスを放出して獲得したアイバーソンは、あまりにも存在感がなくて驚きました。デトロイトが求めるチームプレーに徹しているからなのか、それとも自分のプレーを出し切れていないのか、その両面ともありそうな気がします。終わってみれば99-82ですが、内容的にもジャズが完勝したゲームでした。