【bjリーグ】東京・ヘリコが44得点

bjリーグ東京アパッチのホーム開幕戦は、仙台89ersを迎えての一戦でした。注目の新戦力、ジュリアス・アシュビーはまだ本調子ではなさそうですが、ティッゾ・ジョンソンはフィジカルの強さを活かしたインサイド攻撃が冴えていました。不動のエース、ジョン・"ヘリコプター"・ハンフリーは昨年以上に好調で、アリウープありダンクあり、そして迫力のレイアップありの大活躍で、終わってみれば44得点という驚異的なスタッツを残しました。

日本人選手では牧ダレン聡が持ち味のディフェンスに加え、ポイントガードとしてのゲームメイクでもタメを作ってリズムを出しています。城宝も、ここ一番でも3Pが決まり、大阪で活躍していた頃の調子に戻っているように思います。ただ、ジョー・ブライアントHCの采配やチームのケミストリーとしてはまだまだな部分も多く、チーム力が整備された浜松や埼玉との戦いにも予断を許さない状況です。

試合は接戦の好ゲームで、89-84と最後まで緊張感を持って楽しめたのですが、運営は相変わらずの最悪ぶりを繰り返しています。飲食物を販売しているエリアにゴミ箱が設置されていなかったり、ティップオフ予定時刻を過ぎて会場に急ぐ観客を展示コーナーに誘導しようとしていたり、そしてA席より500円高いアパッチシートエリアへのチケットチェックが不十分だったり。また、去年までMC Umeが苦労して作り上げてくれた会場の盛り上げも、不慣れな新しいDJと正体不明のMCコンビが台無しにしていました。音出しのタイミングやスイッチは最悪だし、MCコンビはただそこにいるだけ。極めつけはDJ山本氏の「仙台ナイスプレイ!」の発言。アマチュアスポーツじゃあるまいし、プロバスケのスタジアムMCに必要なのは、ホームチームに偏った応援の後押しのはずなのに…