【bjリーグ】東京アパッチ・自作自演の連勝

ホーム・有明コロシアムライジング福岡を迎えた東京アパッチ。先週、新潟に連敗したショックから抜け出したい2連戦でしたが、リズムに乗り切れないオフェンスで大接戦にもつれこみました。土日とも、新潟戦で膝を負傷した青木康平が本調子ではなく、城宝も難しいことをやろうとしてはターンオーバーを繰り返してしまいます。

土曜日は序盤のリードを3Qにひっくり返され、その後も一進一退が続く苦しい展開。しかし、最後の最後で福岡がフリースローを外す一方、アパッチはアーリーオフェンスからニック・デービスやヘリコがダンクを決めて辛うじて87-82で突き放しました。

そして日曜日。3Qまでは、福岡がじりじりとリードを広げる嫌な展開でした。アパッチも4Qに何とか踏ん張り、差を縮めます。そして残り2分を切って79-81と福岡2点リードの場面で、福岡の主力ジョシュ・ペッパーズがファウルアウト。これで一気に流れがアパッチに来ました。この日もターンオーバーを繰り返した城宝がドライブして同点に追いつきオーバータイムに持ち込むと、オーバータイムでも城宝は3本の3Pを決めて、東京アパッチは98-94で劇的な逆転勝利をものにしました。

主力外国人を欠く福岡に対して、もっと余裕を持って勝っておきたかったアパッチですが、自分たちで展開を難しくしたあげくに勝利するという自作自演の連勝でした。特に日曜日は、城宝が自分のミスで招いた苦戦を自分で取り戻し、おいしいところをさらっていく格好になりましたね。イースタン3位の新潟が足踏みしてくれたおかげで2位に浮上したアパッチは、次節ホームに富山を迎えます。来週こそ、すっきりと勝って欲しいところです。